Keizo Murai
<サプリメント019>「優しい」だけでは、通用しない。
おっと、
キミ(オンナ)も、アラサーにして、人の上に立つ人間になったのかー。
スゴイ・・・。
社会人経験が、倍もあるボクとしては、何か助言のひとつでもしなければ・・・。
うーむ。
そうだ。
ボクがやらかした失敗を披露しよう。
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マネージャーとして、初めて部下を持ったのは30代半ば。
人数にして、3人。
うれしかった。
で、うれしかったせいもあり、話の分かる上司になろうと考えた。
彼らの意見を尊重して、スキなようにさせてあげようと。
その結果、どうなったか。
チムワークはバラバラ。
仕事は進まない。
ダレも、ボクの言うことは聞いてくれなくなってしまっている・・・。
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ボクは自分のミッションを勘違いしていた。
まず、最優先させることは、チームで動くこと。
チーム全体で、成果を出していくこと。
そのためには、部下がこうしたいと言っても必要だったら、ダメ! と、きっぱり言い放つ必要がある。
というか、それをするのが上司の役目。
部下の考えの及ばないことを考えて、指示をする。
あくまでも、指示。命令である。
「お願い」じゃないよ。
上司としての鉄則。
ヤサシいだけでは、絶対にダメ。
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「ヤサシい人」。
フツーに考えると、人はついてくるような気がする。
でも、実際は違う。
厳しい人にこそ、ついていく。
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なぜなんだろう。
実はね、
恋愛で考えるとよくわかる。
アナタがオトコに出会ったとする。
で、そのオトコが、終始ヤサシい。
いつだって、キミの言う通りにしてくれて、
なんだって、キミの思うがまま。
そんな恋愛で、キミの成長する余地はある?
おそらく、なんでこの人とつきあってるんだろうって、なるでしょ。
だって、一緒にいて、オモシロいハズないから。
だんだん、イライラしてくると思うよ。
で、そのうち、馬鹿にしだす。
予想外のことが起こるから、オモシロいのであって、
自分の想像を超えたことをしてくれる人だから、尊敬できるのであって、惚れてまうのである。
想定内のことしかしない人に、興味は湧かないので、人はついていかない。
