Keizo Murai
<サプリメント024>類は、必ず友を呼ぶ。
なぜだか、ボクは女子から恋愛相談を受ける。
会社員時代のランチタイムは、恋バナタイム。
軽いお話から、重ーいお話まで。
おかげさまで、勉強になります。
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そんなある日。
女子A「親権のこと詳しい?」
ボク「・・・」(←イヤな予感)
女子A「親権だけは、とられたくなくって・・・」
話を聞くと、どうやら、ご主人がキレやすい性格のようで、ついていけないらしい。
話もろくに聞いてくれないらしい。
会話、ほぼゼロ。
不誠実とのこと。
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「じゃー、なんで結婚したの」
と、聞きたいところを、グーッとガマン。
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ボク「知り合って、どれくらいで結婚したの?」
女子A「3ヶ月ぐらい」
「結婚する前に、見極めなきゃ」
と、言いたいところを、グーッとガマン。
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ボク「別れたとして、生活はどうするの?」
女子A「好きなヒトができちゃって・・・」
ボク「!?・・・」(←イヤな予感)
女子A「いま、そのヒトのところにいるの」
ボク「・・・」
どうやら、そのヒトと言うのは、飲み友だちらしく、
ご主人のことを話したら、ヤサシく慰めてくれて、
ホロリときたそうな。
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女子A「でも・・・」
ボク「・・・」
女子A「彼・・・実家に帰ってしまって、それ以来、連絡が取れなくって・・・」
ボク「・・・」
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「そのヒトは、怖くなって逃げちゃったんだよ」
と、言いたいところを、グーッとガマン。
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ボク「そのヒト、ちょっと不誠実なんじゃない?」
女子A「・・・そんなことないよ」
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それから、しばらくは、この相談が続きました。
聞くだけで、精一杯。
暗ーくなって疲れるし・・・。
ヘトヘトです。
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そんなある日の昼下がり。
ボク「ランチ行くかいな?」
女子A「・・・えーと。悪いんだけど、今日からひとりで食べにいく」
ボク「?」
女子A「あのヒトと連絡が取れたの」
ボク「ふむふむ」
女子A「でね、他のオトコのヒトと一緒にいるとこ観られたくないし」
ボク「・・・」
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むむむむ、む。
せっかく、話聞いてあげてたのに・・・。
お、待てよ。
「女子A」「ご主人」「あのヒト」は、似てないか?
そうだ。
見事に、揃いも揃って「不誠実」。
うーむ、
「仲良くなる人、付き合う人は、自然と同じ価値観、似てる人が集まってくる」って言いうが、このことか・・・。
なるほど、なるほど。
相手に「誠実」を求めるのであれば、まずは自分が「誠実」でなければいけない。
でなければ、「不誠実」なヒトが集まってくる。
・・・うん?待てよ?
ということは、ボクも「不誠実」?
