Keizo Murai
テッド・チャン著「地獄とは神の不在なり」は、難解極まりない作品です。が・・・。
これはもう、難解きわまりない作品です。 原因は、その舞台設定(;^_^A ・ 物語の舞台は、現代のアメリカ。 が、しかし、天国、地獄、神が存在しているアメリカです。 信仰とかではなくて、実際に「存在」している世界です。 日常的に、ごく当たり前のように「天使」が降臨してきます。 ・ この「降臨」が厄介な代物で、 近辺にいる人々に、たいへんな影響を及ぼすのです。 手足を吹き飛ばされたり、 目が忽然と消えてしまったり、 はたまた、いままでなかった手足が生えてきたり・・・(^_^;) ・ この物語の主人公は、天使「ナタナエル」が降臨した際に、 その巻き添えで、最愛の妻を失ってしまいます。
「天国」に召された妻に何とかして再会すべく 彼は、天使の降臨を追い求めて危険な旅に出るのですが・・・。 ・ この物語を楽しむカギは、 不可解な「改変世界」に素直に感情移入できるかどうかなのです(^_^;)
