Keizo Murai
多くの人が抱く川端康成のイメージが崩れ去る作品「片腕」
川端康成という作家について、多くの人が抱いているイメージ。
それは、美しい純文学を描く作家、というイメージだと思います。
確かに文章は美しい。
ただ、その内容が美しいとは限らないのです。
「片腕」というタイトルからどんな小説かを想像できるでしょうか。
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愛する人の「片腕」を借り受けるお話。
義手のこと?と思われるやもしれません。
いえいえい、義手ではありません。
「生身の腕」です。
とてもシュールで、耽美なお話ですので
心して読む必要があります(;^_^A
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多くの人が抱く川端康成のイメージが崩れ去る作品だと思いますが
これこそが川端康成なのです。
