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  • 執筆者の写真Keizo Murai

ジョン・マッデン監督「女神の見えざる手」の伏線回収を体験せよ。

「カメラを止めるな」は、不可解な展開の前半を、

後半で回収していくという手法を使った映画でした。

「女神の見えざる手」は、

それを洗練させて、より複雑にしたものです。

主人公は、超キレ者の女性ロビイスト、エリザベス。

彼女は、全米ライフル協会を敵に回し

銃規制法案を通過させようとしています。

全米ライフル協会といえば、莫大な資金を持つ強大な団体。

普通のやり方では到底かなう相手ではありません。

そこで、彼女は、これまでの経験を総動員して

まさに「手段を択ばないやり方」でロビー活動を進めて行きます。

次々と議員を取り込み、獅子奮闘の働きをしていくわけです・・・が。

思わぬところで過去のスキャンダルを暴かれ、

ついには、諮問委員会に呼び出されることになってしまい

このままいけば、刑務所にぶち込まれる・・・というところまで

追い詰められてしまうのです。

前半で、キレッキレで威勢が良かっただけに

なんかカッチョ悪いなぁと思えてきます(^_^;)

と、ここからがものすごいことになって行きます。

もう、これ以上は言えません(^_^;)

そして、「カメラを止めるな」と同じく、

もう一度最初から観ると、

到るところに複線が張り巡らされていることに気が付くというわけです。



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