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  • 執筆者の写真Keizo Murai

川端康成「雪国」は、読み手を選ぶ作品なのです。

主人公は妻子ある文筆家、島村。 彼は、一年ぶりに雪国の温泉宿に赴きます。 美しい芸者、駒子との再会を果たすために。

川端康成は、説明的な文章では描かず じつに巧みに、抒情的な表現をしています。

つまり、ここで描かれているのは 二人の微妙な心の揺れ動き ストーリーを追う作品ではありません。 味わうべきは、繊細な文章表現です。 --------- ですから、読み手に「経験」が少ないと 描かれていることが理解できない・・・ ということになります。

「雪国」は、読み手を選ぶ作品なのです。

ここで描かれていることが 解るかどうか。 アナタの人生が試されます(;^_^A --------- そして この作品を料理に例えると、 隅々までこだわりぬいた美しい懐石料理。

カップヌードルばかり食べていると 味覚がダメになってしまうので注意しないと・・・(;^_^A



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